「リエンジニアリング革命」マイケル ハマー, ジェイムズ チャンピー

「リエンジニアリング革命」マイケル ハマー (著), ジェイムズ チャンピー (著), 野中 郁次郎 (翻訳) 日本経済新聞社 1993



 最近こそあまり耳にしないが、かつては良く聞いた「リエンジニアリング」という言葉だ。著者で元MIT教授のハマー氏がそのコンセプトの生みの親なのだそうだ。


 最近その用語を耳にしなくなってきたとは言え、書いてある中身が陳腐化しているとは思えない。読めば今日の経営に十分有意義である事を痛感する。


 会社の「プロセス」にちょっとした改善を加えるという程度でなく、抜本的に改革するという事は難しくて当たり前なのだ。それをするにはトップダウンでの推進が必要である事がしっかりと書かれている。「会社を変化させたいが、なかなか進まん」とボヤいている経営者に勧めるにはピッタリの一冊だ。


 管理職向けの推薦図書に加えておこう。


 ハードカバーは絶版だが、文庫版が発売中である様だ。


 ところで、細かい話だが、ハードカバー版にはしおり紐が無い。そこはちょっと残念だ。



リエンジニアリング革命―企業を根本から変える業務革新 (日経ビジネス人文庫) [文庫] / マイケル ハマー, ジェイムズ チャンピー (著); Michael Hammer, James Champy (原著); 野中 郁次郎 (翻訳); 日本経済新聞社 (刊)

リエンジニアリング革命―企業を根本から変える業務革新 (日経ビジネス人文庫) [文庫] / マ...