最強集団 ホットグループ 奇跡の法則

最強集団 ホットグループ 奇跡の法則   ジーン・リップマン・ブルーメン/ハロルド・J・レヴィット  東洋経済新報社  2007



 ホットグループとは、組織の形態ではなく、メンバー達がミッション達成の為に燃え上がっているひとつの心のあり方だと言っている。そして「どうしてあんなことができたのだろう」といつまでも懐かしい思い出として残るのだそうだ。



 非常にわかりやすく、想像できる話だ。自分にもそんなホットグループの経験があっただろうか。思い出すことができないのは、おそらく経験していないせいだろう。



 せっかく仕事をしているのだから、どうにかしてそれ程までの経験を一度や二度はしてみたい。しないで終われば、それこそ自分にとっては一生が無駄だ。是か非でもしなければならない。



 冒険小説よりも興奮するビジネス書だ。これまでに読んだ本の中で一ニを争う衝撃だった。これから自分が仕事のモチベーションにすべき物を教えてくれた。



 しかし単に面白おかしく書いてある本ではない。米国のMBAのテキストにも採用されていると言われるだけあり、それなりの調査が元になっている。著者は経営学の神様、あのピーター・ドラッカー氏のお弟子さんだそうだ。

最強集団 ホットグループ奇跡の法則―成果を挙げる「燃えるやつら」の育て方 [単行本] / ジーン リップマンブルーメン, ハロルド・J. レヴィット (著); Jean Lipman‐Blumen, Harold J. Leavitt (原著); 上田 惇生 (翻訳); 東洋経済新報社 (刊)