グレーの軍手のコスパがヤバ過ぎる

寒い真冬に必要になるもののひとつが手袋だ。手袋が無くても平気だという人も居るが、私は手が冷えてかじかむのがけっこう不快に感じ、そして辛く感じる。なので私にとって冬の手袋は必要不可欠なものだ。それでいながら、私はこれまで、手袋とはあまり上手に付き合う事ができなかった様に感じている。

そもそも、どんな手袋がいいのか、買う時点であまりよく考えていなかった様な気がする。どういう部分に注目して、どのように選んだら良いかのポイントもよく分かっていなかった。

さらに、せっかく買った手袋をよく失くしてしまう。きっと落としたり、置き忘れたりしているのだろう。あるいは、自分の家の中にあるにもかかわらず、冬にしか使わないため、オフシーズンの間にどこにしまったか分からなくなってしまうという事もあり得る。

私は基本的に、良い物を買って大事に長く使う、という考え方をする事が多い。しかし、手袋に関しては、失くしてしまうことが多すぎるので、こういう考え方をやめる事にした。

それなら今はどう考えているのかというと、できるだけ安い物を買うという考えだ。

そんな考えにぴったりの製品を発見した。それはグレーの軍手だ。Amazonで、1ダースでたったの228円という、激安価格である。228円だったら1ペアだったとしてもそんなに高い買い物ではない。それが1ダースものボリュームでこの価格なのだから、只々驚くばかりだ。


ボリュームたっぷりの1ダース

値段が値段なので、品質はあまり良くないかも知れないと、少し控えめの期待をしていたのだが、届いた商品の実物はその期待をだいぶ超えてきた。

商品写真でもなんとなく分かっていたが、色はソリッドなグレーでなく、スウェットシャツの様な杢グレーだ。

軍手は安くて使い勝手が良い、まさにコスパに優れたアイテムではあるのだけれど、白い軍手だと、作業服でも着ていない限り、普段の服装で普段遣いするのはちょっとムリだ。しかし色が杢グレーになっただけで、話がまるで変わってくる。普段の服装でも普通に使えてしまう。グレーという無難な色合いという事もあり、カジュアルの時でも通勤時のビジネスウェアでも違和感がない。

近くで見ると、確かにウールの手袋とは違い、綿軍手独特のゴワゴワした感じというか、シワシワした感じも多少あり、多少の毛羽立ちもある。しかし、だからといって身につけている事がおかしいという事は無いと思う。人からジロジロ見られる事もないし、自分自身が恥ずかしくもない。そして肝心な暖かさだが、十分満足できるものだ。他の材質でもっと温かい手袋は売っているけれど、この軍手の暖かさが足りていないという事は感じない。東京あたりの冬ならば十分な暖かさだ。冬にふつうの綿軍手をしていれば暖かいわけだが、その暖かさだ。


男性の標準的な手のサイズでほど良いフィット感

装着してみると、男性の標準的な手のサイズで、ほど良くフィットする。まあこの点も、普通の軍手のフィット感だ。だぶつく事もなく、指先の感覚がそんなに無くならないので、手にはめたまま結構いろんな日常動作ができる事も良さのひとつだ。私は装着した状態で、

  • 玄関のカギを開け閉めする
  • 定期入れあるいはスマホを洋服のポケットから取り出して自動改札にかざす
  • 通勤カバンのジッパーを開け閉めする
これぐらいの事は問題無くできる。一般的な革製の手袋に比べると、不自由が少ない。それから、脱いだ状態でフニャフニャだしかさばらないので、ポケットの奥のほうまでしっかりと突っ込みやすく、いつの間にかポケットからポロリと落ちて失くなるような危険が少ない。

そしてもう一つ良い点は、気軽に洗濯できるという事だ。洗濯した清潔なものをいつもサッパリした感覚で使うことができる。1ダースもあるので、洗い替えの心配も要らない。

このシンプルなデザインなら長く使い続けられるだろう。軍手の色がちょっと違ってグレーになっただけで、これ程までに日常生活に便利に溶け込むとは。


─記事を読んで欲しいと思った人、こんな製品です─


[コーコス信岡] ユニセックス大人 B-1310 軍手 2本編み 10双 濃グレー


10ペアで300円ちょっとなので、1ペアあたり30円ちょっと。入口のステッチがよく目立つように黒になっているタイプ。