ニッポン放送 安東弘樹 Let's go Fridayの番組エンディング曲
ニッポン放送のラジオ番組 安東弘樹 Let's go Friday
番組エンディングの使用曲 アーティスト名／曲名は
アーティスト名:「Night Ranger(ナイト・レンジャー)」
曲名:「Goodbye(グッドバイ)」
最近またラジオをよく聴くようになりました。ラジオをつけっぱなしにしていると流れてきて、なんとなくいつも聴いている、という番組があります。そんな番組のひとつが、ニッポン放送のラジオ番組「安東弘樹 Let's go Friday(レッツゴーフライデー)」です。
この番組、聴き始めたと思ったらもうこの2021年の3月で終わってしまうそうですが…
決まって毎回エンディングで流れるのがこのNight RangerのGoogbyeです。私にとっては個人的にひとつの聴きどころになっています。番組の公式サイトには特にエンディングテーマ曲がこの曲だと書いてある訳ではありませんが、毎回流れて来ます。
たまたま初めて番組を聴いた時、エンディングでこの曲が流れてきたのに気づいて、ロックが好きな私は思わず聴き入ってしまいました。久しぶりにこの曲を聴きました。以来毎週番組のエンディングで流れて来るのを聴くたびに、なんだかほっと落ち着きます。そんなバラード曲です。
安東弘樹さんご自身が、この曲を選んだのでしょうか。年代的には、十分考えられる事です。
この曲は、Night Rangerの3rdアルバムの「7 Wishes」の収録曲です。このアルバム「7 Wishes」は日本国内盤が低価格で発売されています。
この時代の洋楽のヒット作品の多くが、今は盤やジャケットのクオリティのしっかりした国内盤で、さらに高音質なSHM-CDで、それでいてとっても安い価格で発売されているんですね。最新のヒット曲はダウンロードやストリーミング再生が主流です。CDというメディアはもはや最新シングルを売るためのメディアではなくなってしまいました。CDの売れ筋が、最新作から過去のカタログ作品へ移行するにつれて、レコード会社の売り方も変わってきた様です。コンテンツのターゲット層の世代が購買力を持っているうちに、少しでも収益を絞り出していこうといったところでしょうか。ともあれ、SHM-CDの高音質でこんなに安いのなら、CD世代の人にはたまらないですね。中古盤なみの値段です。まさに、「好きな人は今が買い」の時期なんだと思います。実際に、往年の名盤を思わず「大人買い」している人も多いのかな、なんて思います。
さて、曲の話に戻ります。この曲「Goodbye」は、グレイテスト・ヒッツにも収録されています。
ナイト・レンジャーはキャッチーなメロディの楽曲に、ベーシストとドラマーの2人がリード・ヴォーカルを取れるというメンバーの歌唱力、スタイルの異なる2人のリード・ギター、そして爽やかなコーラスワークという、いくつもの強みを持ち合わせた、80年代に大人気となったアメリカのハードロックバンドのひとつでした。この曲「Goodbye」のように、しみじみとしたバラードのヒット曲もありましたし、一方では「(You Can Still) Rock In America」「When You Close Your Eyes」といったハードロックらしい元気でパワフルなヒット曲も多数ありました。音楽ファンの間で人気を得ていたのはもちろんですが、世界的に人気が幅広く浸透し、ここ日本でもTVのBGMなどにもよく使われていました。特にスポーツのファインプレーを紹介する場面などでよく使われていたので、どこかで聴いたことがあるという人はとても多いと思います。
バンドの中心人物のひとりであったベーシスト兼ヴォーカリストのジャック・ブレイズは、80年代の終わり頃にナイト・レンジャーを脱退しました。その後あまり時間を空けず、90年代の初めには、ダム・ヤンキースという新バンドを結成してデビューしました。このダム・ヤンキースは、当時既に有名バンドやソロで有名だった大物アーティストたちが集まって結成した、いわゆる「スーパーグループ」でした。一般の音楽リスナーに対しても親しみやすい、口ずさみたくなるような心地よいメロディラインやコーラスワークを聴かせながらも、筋金入りのハードロックファンをもしっかり満足させるハードさ、骨太さ、味わい深さを捨てることなく、聴きやすさと本格さの両方をしっかりと兼ね備えた、スーパーグループらしい魅力にあふれるバンドでした。そんな懐の深い音楽性でたちまち大人気となってヒットを連発しました。ヒットチャートのアクションが好調であるのと同時に、当時のハードロック／ヘヴィメタル系の専門雑誌では、こだわりの強いコアなリスナーからも好意的に評価され、たくさん登場していました。
ダム・ヤンキースはこのように素晴らしいバンドでしたが、余裕ある大人のメンバー達が楽しみで結成したかのような、いくぶんプロジェクトっぽい雰囲気を感じさせるバンドでした。大人気であったにもかかわらず、短い活動期間で潔く解散しました。今では、ジャック・ブレイズは元のナイト・レンジャーで再び活動しているとの事です。
2021/10/9の追記
野球のナイターがシーズンオフに入るのに合わせて、番組「「安東弘樹 Let's go Friday」が復活するそうです。エンディング曲は再びこの曲「Goodbye」になるのでしょうか。再びこの曲だったらいいなあと、どこかに少し期待感があります。
2022/10/22の追記
今日からSeason 2としてまた放送が始まりました。今日もまた昨シーズンの放送と同様、エンディングでこのNight Rangerの「Goodbye」が流れました。イントロのギターのアルペジオが流れてきたのを聴いて、また思わずホッとしました。いい曲ですね。