洋楽の「ありりりりりり」と聞こえる曲名・アーティスト

曲名とアーティスト名

よく耳にする洋楽の曲で、女性シンガーが「ありりりりりりりりりりりりらきゅー」と歌っている様に聴こえる曲のアーティスト名と曲名についてです。


アーティスト名

カーリー・レイ・ジェプセン(Carly Rae Jepsen)

曲名

「アイ・リアリー・ライク・ユー(I Really Like You)」 

おそらくこの曲で間違いないでしょう。

曲のビデオクリップ(Youtube)

ビデオクリップの動画はこちらです。


クリップには大物俳優のトム・ハンクスがフィーチュアされています。またこの曲には、日本でおなじみのタレントでモデルのローラがカーリーと共演している別バージョンのクリップもあります。それがこちらです。


アーティストについて

カーリー・レイ・ジェプセンはカナダ出身のシンガーソングライターです。2008年にデビューし、この「アイ・リアリー・ライク・ユー」の他にも多くの代表曲と呼べる作品があり、2010年代を代表する世界的歌姫のひとりです。アメリカのBillboardチャートでは超特大ヒットと呼ばれるような曲はわずか1曲程度なのにもかかわらず、世界的のどの地域でも高い人気と知名度があります。アメリカのBillboardや本国カナダでは、シングル曲が決して派手な最高順位をマークする事は多くないものの、長い期間チャートインしてロングヒットとなる事が多いです。またアメリカ・カナダ以外でもシングルチャートでの強さがあり、1位やそれに近い高順位を獲得する事も多い、世界中に根強いファンを持つ非常にグローバル色の強いアーティストです。

ここ日本もカーリーのファンが特に多い地域のひとつです。強烈に耳に残るポップでキャッチーなフレーズを生み出す天才的な作曲センスと、身長157cmと小柄な見た目にマッチするガーリーなファッションセンス、そして明るくにこやかな表情が日本人の感性にもガツンと直撃し、CMでの楽曲の起用やラジオでのエアプレイが非常に多い洋楽アーティストのひとりです。

曲について

「アイ・リアリー・ライク・ユー」は2015年リリースの曲で、シングルとしてリリースされたほか、同年リリースのアルバム「エモーション」にも収録されています。

シングル曲としては爆発的なヒットというわけではなく、既に世界中で大物歌姫として有名な彼女のそこそこのヒット、というセールス状況でした。本国カナダのチャートでは最高14位、アメリカのビルボードHot100では最高39位でした。世界の中でも多少の温度差があり、ここ日本では比較的チャートの反応が良く、ビルボードジャパンHot 100では最高4位でした。また、ヨーロッパでは比較的大きなヒットとなり、全英シングルチャートの3位をはじめ、軒並みアメリカや本国カナダに比べてチャートではより高い最高順位を記録しました。

リリース当時に大ヒットしたわけではないながらも、ポップでキャッチーなサビの「ありりりりりり」のフレーズが耳に残りやすく、BGMでとても使われやすい曲です。シャンプー製品など、日本のテレビCMのBGMにも複数回使用されています。

カーリー・レイ・ジェプセンの他のヒット曲

カーリー・レイ・ジェプセンはこの曲意外にも多くのヒット曲があります。

コール・ミー・メイビー(Call Me Maybe)


2011年リリースのこの曲は、本国カナダのCanadian Hot 100の1位を獲得したほか、アメリカのBillboard Hot 100で2012年に9週連続1位を獲得する特大のヒットとなりました。最後にオチのある、コメディ風のビデオクリップです。

グッド・タイム(Good Time) 

─アウル・シティ&カーリー・レイ・ジェプセン名義─


アダム・ヤングによるソロ・プロジェクト、アウル・シティとのコラボ作品で、アウル・シティ&カーリー・レイ・ジェプセン名義でのリリース曲です。2012年にリリースされ、アメリカのBillboard Hot 100で最高8位を記録し、カーリーの本国カナダでは1位を獲得しました。アダム・ヤングも、カーリー・レイ・ジェプセンも、この曲のリリース前までは一発屋的なイメージが漂っていましたが、2人にとってそのイメージをスカッと消し去る世界的大ヒットとなりました。

カット・トゥ・ザ・フィーリング(Cut to the Feeling)


2017年リリースのアルバム未収録シングル曲で、フランス・カナダ合作のアニメ映画「フェリシーと夢のトウシューズ」のサウンドトラック収録曲です。カーリーは映画の中で声優として出演もしています。日本では花王ビオレメイク落としのCMソングに使用されました。

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