洗剤(ジョイ)の臭い残りで飲み物がマズくなる場合の対策
強力な洗浄力が魅力のJOY
洗浄力が強力な食器洗い洗剤として、ジョイ(JOY、P&G)は有名です。
実際に使ってみると、本当に強力です。油汚れも簡単に落ちます。
しかし最近、気になることがあります。それは洗った食器に臭いが残ることです。食べ物の臭いではなくて、洗剤の臭いです。
なかでも、「緑茶の香り」のタイプは、そのにおいがしぶとく残りやすく、また、残ったにおいの個性が強いので、なかなかのクセ者です。
いくら「いい香り」でも食器に残り続けると
洗剤の臭いは、単体で嗅げば、すがすがしいようないい香りであって、決して悪い臭いではありません。
しかし、飲み物を飲むときにこの洗剤の臭いが混ざると、とても不快です。せっかくの飲み物がマズくなります。飲むのが苦痛になることすらあります。
私は自宅ではペットボトルの飲料をボトルから直接飲んだりすることはなく、飲み物を飲む時はもっぱらコップに入れて飲んでいます。コーヒーや紅茶や緑茶を自分で淹れることも多いです。コップに洗剤の臭いが残ってしまうと、コーヒーも、紅茶も、緑茶も、水も、マズくなります。ウェーなにコレ、という感じです。詳しく言えば、JOYの臭いが残ったコップの表面のにおいを嗅ぎながら飲み物を飲んでいるという感覚なのではなく、完全に飲み物の中身からJOYの臭いがしてくる感覚です。JOYの臭いがしてくる飲み物を口に含んで飲むので、非常に気持ち悪く感じます。
まあ、食器用洗剤なので、有害な成分が入っているとは思えませんし、量的にもごく微量なので、健康を害しそうだといった不安などは特に感じていません。そんな事より、困っている事といえばとにかく、せっかくの飲み物がハンパなくマズい飲み物になってしまうという、もっぱらそのポイントに尽きます。
臭いが残りやすくなったのは最近の話?
それが気になるようになったのは最近のことです。食器の洗い方を変えたわけではないので、最近成分が変わって、臭いが残りやすくなってしまったのかも知れません。
はじめのうちは、自分のすすぎ方が甘いのではないか、と思いました。しかし、どうもそういう事ではない様です。気をつけて念入りにジャブジャブとすすいでみて、直ちにコップの臭いを嗅いだときにも、臭いが残ってしまっています。
こんな調子では実生活上不自由なので、次に食器用洗剤を買う時からはもうジョイを選ぶのはやめようと決めています。
臭いを消し去る解決方法を発見
とはいえ、私は既に徳用サイズの詰め替えボトルを買ってしまいました。まだたっぷりと残っているジョイをまるごと捨てるというのはさすがに勿体ないです。そこで、残ったジョイを使い切るまで、ちょっとしたひと手間ぐらいはやむなしとして、なんとか臭いを消す方法を探し出してみようと、あれこれ試行錯誤を重ねてみました。
その末に、なかなか効果的と思える方法を見つけ出すことができました。ひと手間必要ではあるものの、これぐらいなら許せるかな、というぐらいの手間です。それは熱湯を使う方法です。ガス給湯器から出てくるような温度のお湯ではなく、ポットの熱湯を使って、下の図のようにしてコップや水筒をすすいでみて下さい。
遠心力を利用する感じで、何周か回すようにすすいでみてください。ポットの熱湯のように十分に温度の高い熱湯であれば、その熱湯の量は少量でよく、そしてチャチャッと短時間すすぐというだけでも、臭いをかなり効果的に取り除くことができます。熱湯の取り扱いに関しては、やけどをしないように注意して下さい。
ところで、洗剤の臭いが残りが気になるのは、冷たい飲み物を飲む場合に限りません。例えば熱々のコーヒーを飲むときにも、臭いが気になる事はあります。なのできっと、熱湯の高温による加熱によって成分が分解されて臭いが飛ぶというメカニズムではないと思います。ジョイの臭いの成分にはきっと常温の水などではしぶとく残りやすく、熱湯では流れ落ちやすい性質がきっとあるのでしょう。臭いの成分は熱湯に溶かされるように流れ落ち、熱湯と共に流れ去るようなメカニズムだろうと思います。なので、熱湯でコップをすすいだら、その熱湯がコップに残らないように拭き取るだとか、あるいはコップをすすいだ熱湯をさらに水やお湯を使ってしっかりとすすぎ去るだとかの方法で、とにかくコップに残さないようにすれば、より一層効果的だと思います。
このような方法が見つかったには見つかったのですが、かといって、コップを洗うたびに毎回この作業を行うという今の状態は、やはりちょっとばかり不便です。やはりジョイを使うのはやめる事にします。少なくとも「緑茶の香り」は絶対にやめます。同じ不便を繰り返さないようにするには、これをうっかり忘れてしまわない様にしなくてはなりません。