大量の伝票の合計をできるだけ間違えず、早く、ラクに計算する方法

大量の伝票の合計を計算しなくてはならない場合 経理などの仕事では、例えば、100枚だとか200枚だとか、大量の紙の伝票の金額や数量の合計を算出する事が必要な場合もあると思います。 電子データの提供が受けられず、伝票のように紙に印刷されたものしか手元にない場合、OCRとAIを組み合わせた大掛かりなシステムでもあれば良いですが、そうでない限り、どうしても人力で集計して合計値を求めるという作業をせざるを得ません。 その場合には、電卓で合計を計算するという方法を教わる職場が多いと思います。しかし電卓がそこまで得意でない人にとっては、困難なものです。 私もそこまで電卓が得意でありません。ある程度努力はしたのですが、才能が無いのでしょう。少しばかりは上達したものの、すぐに頭打ちです。それでも、大量の伝票の合計を算出する事が必要な機会はなくなってはくれませんし、誰か電卓が得意な人が代わってくれるという事もありません。そこで私は電卓を使う代わりに、Excelを使う方法を自分なりに考え出しました。 私にとっては、電卓を使うよりもずっと早く、疲れにくい方法です。それを紹介したいと思います。 1.伝票の並び順をロックする まず伝票に細工をします。合計値を求めたい伝票の全てについて、次のような事をして下さい。 バラける心配のないファイルに綴じる 穴を開けてひもやリングを通す 全ての伝票の端っこに連番(ページ)を書き込む。 これらを行う時は、めくりやすさにも配慮して下さい。 なぜこういう事をするかというと、伝票の重なり順を変えたくないからです。あるいは、重なり順が崩れてしまっても、元の重なり順を復元できるようにしたいからです。この工程を怠ると、例えばうっかり伝票をバサッと落としたりした時に、重なり順が変わってしまい、元の重なり順がわからなくなってしまいます。するとそれまでの作業が水の泡になってしまいます。こういう事故を防ぐためには、欠かせない準備だと思って下さい。 2.Excelに、縦に連番を入力する Excelの操作を行います。まず、空白のシートを用意して下さい。 そこに伝票のデータを入力する前に、まずは、単純に連番を縦に入力します。 伝票の枚数と連番がピッタリ一致するのが理想です...